レース結果を分析するのは２つの意味があります。１つは、そのレースにおいて次走狙える馬や､危険馬を見つけたり､大きなレースでの指標とするための分析。もう１つは自分の狙った馬の成績を見て､狙い方の誤りを訂正したり､考え方の是非を確認するための分析です。
  前者は「馬券に直結する馬の発見」のための分析であるなら､後者は「馬券術向上」の為の分析といえます。どちらも、重要な分析ですが、長い目で見てより重要な要素は後者の「馬券術向上」の方により重きをおくべきでしょう。と言うのも､「馬券に直結する馬」は常に入れ替わるものだし､１日36レース分を分析しない限り､ストックされる狙い馬(チェック馬)の数はたかが知れていますね｡

  Club Yanniesではサイト開設当初から､「失笑馬券劇場」において「馬券術向上の為の結果分析」を行ってきました(過去のレース分析を見ていただければ、納得していただけると思います)｡ここでは実際に、皆さんが自分で分析を行うためのポイントとアプローチ方法について触れたいと思っています｡「失笑馬券劇場」が具体例なら、このコンテンツは方法論を述べています。

  本来ならもっと早い時期に掲載すべきコンテンツですが、この時期まで遅れた理由は自らの分析力の甘さが目立ち、手法もまとまっていないことからとても人様に発表できるレベルではないと思っていたからです。 Club Yanniesを立ち上げてから、それなりの数のレース結果分析をするようになり、一応稚拙ながらも分析もどきが出来るようになりました。
   ただ、まだまだ稚拙で方法論として確立したとはいいがたい代物ですが、「結果分析で馬券力アップ」を看板に掲げている以上、いつかは発表せざるを得ないのも事実です。そこで、修行中の身で大それたテーマを扱って良いかは疑問ですが、「レース結果の分析方法」をここに公開させていただきます。まったく汗顔の至りですが、最後まであきれずにお読みいただければ幸いです。

■結果分析のためのプロセス [概要］

1. 自分の理論に基づき予想をする
2. レース結果を映像で確認する
3. レースの全馬の成績を確認する
4. レースを見て感じた全体的な印象を箇条書きで書き出す
5. レースの全体像を決まったチェック項目に基づき確認する
6. 連対馬(もしくは3着馬)の勝因を考える
7. 自分の軸馬、狙った馬の敗因を考える
8. 好走した馬が次走狙えるか危険かをチェックする
9. 見所のあるレース振りの馬をチェックする
10. 自分の予想が結果とどうずれていたのか､感じたことを書き出す
11. 馬券術向上へのアプローチ

[流れをフローチャートで見る(PDF 8kb)]