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ワークシート関数の呼出し

 

Excelが表計算ソフトの標準の地位を獲得し、使いやすい分析ツールとしてたびたび取り上げられるのはMicrosoftの戦略も有るでしょうが、強力なワークシート関数のおかげであるともいえます。標準で提供される数多くのワークシート関数は、敷居の高いマクロ(VBA)を利用せずとも、かなり詳細な分析を行えます。実際に、予想ソフトのロジックをワークシート関数だけで行っている方もおられます(出馬表の取込みはさすがにマクロを利用しなければ無理)。

 前回は総和を求めるSumワークシート関数(Σ)について触れました。他のワークシート関数も、さすがにSum関数ほどシンプルではないですが、非常に簡単に扱えます。なお、Excelでワークシート関数を利用する方法は2種類ありますが、ここではウィザードを利用した方法を紹介します。

■ウィザードによるワークシート関数の呼出し

 ウィザードとはMicrosoftが得意とする対話形式のインターフェースです。Excelのワークシートウィザードは見慣れているウィザードとはやや異なりますが、使いやすい形に仕上がっています。では、改めて総和を求めるSum関数をウィザードを使って実行してみましょう。

1.fxボタンを押し関数ウィザードを呼出す
エクセルのツールバーから関数を呼び出す

2.関数分類「数学/三角」、関数名「SUM」を選択し、OKボタンを押す
使用したい関数を選択

3.数値1の入力範囲テキストボックスの横にあるボタンを押す
関数の引数の設定

4.和を求めたい範囲をマウスでドラッグして選択し、Enterキーを押す
和を求めたい範囲をドラッグして選択。選択したらEnterで確定

5.OKボタンを押す

 この操作で、前回と同様に和が求められました。Excelのワークシート関数を利用する場合、答えを表示するセルを選択し、実行したい関数と範囲を与えてやるだけで和を求める単純な関数から、複雑な統計計算までを同じ手順で求めることが出来ます。あとは、使う人の知識次第でしょう(EXCELの知識というよりは、統計学や数学の知識が必要)。

■基本関数 MAX,MIN,AVERAGE

 では、競馬に役立つ関数を3つばかり解説して今回の締めにしましょう。これらはもちろん、関数ウィザードを使って出来ます。
【MAX関数】
関数分類:統計
関数名:MAX()
数値1:最大値を求めたい範囲
数値2:不要
機能:指定範囲の中の数値から最大値を求める

【MIN関数】
関数分類:統計
関数名:MIN()
数値1:最小値を求めたい範囲
数値2:不要
機能:指定範囲の中の数値から最小値を求める

【AVERAGE関数】
関数分類:統計
関数名:AVERAGE()
数値1:平均を求めたい範囲
数値2:不要
機能:指定範囲の中の数値の平均値を求める

次回はちょっと今回と一味違うワークシート関数のご紹介っ!
 
 

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