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特定条件だけを抜き出そう

    前回までの記事では、どちらかと言うと数学や統計の計算式のようなワークシート関数を扱ってきました。でも、ワークシート関数には特定の条件だけを対象とする論理的、プログラミング的な関数も用意されています。
 初めはとっつき難いと感じるかもしれませんが、習うより慣れろの精神で是非身に付けてください。これから紹介するワークシート関数は確実にあなたのExcelのスキルを上げてくれます。

■条件分岐とif()関数

 例えば、目の前に全競馬場の今年行われたレースの成績データが目の前にあったとします。この中から牝馬のレースのデータだけ抜き出したい。そう思ったらまず、どう処理しますか? 馬の性別をキーに、並び替える? 正解です。確かに並び替えれば、牝馬のレースの成績は取り出しやすくなりますね。では、さらに中山競馬場に限定したデータだけを集めたいとしたら? 牝馬だけを別のワークシートにコピーし、競馬場をキーに並び替える? これも正解。
 でも、欲しいデータの条件ごとにいちいち並び替え等を実行して人の手で選別するのは非常に面倒です。ではどうするのか? 条件にマッチしたデータだけを抜き出す様にすればいいのです。それがif()関数です。

【IF関数】
関数分類:論理
論理式:条件式をいれます(A1=1,A1='式'…)
真の場合:論理式と一致した場合の答え
偽の場合:論理式と一致しなかった場合の答え

 では実例を挙げて説明しましょう。Excelを立ち上げて、画面の通りに文字を打ちます。そして、B5セルにカーソルを持って行きfxボタンを押し、関数ウィザードを立ち上げます。
  次にIF()関数を選択してください。論理式、真の場合、偽の場合を画面の様に設定し、OKボタンを押します。B1セルに1を入力するとB5セルにTRUEが、1以外を入力するとFALSEが表示されるます。

if()関数の説明   if()関数の条件

 上記例では、B1セルの中身が1かどうかを判定し、真(1の場合)ならB2セルの内容(この場合TRUE)を、偽(1以外の場合)ならB3セルの内容(この場合FALSE)を表示します。B1セルの数値を変えてみたり、B2、B3セルの中身を色々かえて見ればより理解が深まるでしょう。論理式の条件を変えてみてもいいと思います。

サンプルのExcelワークシートを用意しました。ダウンロードしてご利用頂けます。 尚、おまけとして第3回東京開催の成績データをつけました。IF()関数の練習問題として利用してください。

次回は集計に役立つワークシート関数。これも競馬データ解析には便利な関数ですね。

 
 

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