前残り、差しが決まる馬場 |
|||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
これは厳密に言えば、コースの有利不利なので「コース・バイアス」です。でも便宜上「レース・アドバンテージ」に含めます。
コースにはその形状や距離、馬場状態によって差しが決まりやすいのか、前残りしやすいのかにわけることができます。当然前残り馬場では逃げ・先行馬が有利で、差しが決まりやすい馬場なら差し、追い込み馬が有利です。
前残りか差しが決まりやすいかの判断は出来るだけコース形状でやった方がいいでしょう。前日の馬場状態から前残り馬場等を判断しても良いのですが、馬場は急激に変化することがあるので鵜呑みにするのは危険です。前日雨が降っており、その日もまだ降り続いているようなら、前日の馬場は参考になります。急速に天候が回復した場合には、過去の傾向を見たほうが誤差が少なくなるでしょう。 尚、前日と日曜午前の馬場傾向を発表した、「今週の馬場速報」のコーナーもありますので、興味のある人はどうぞ。 そのやり方ですが、いたって簡単。以下の手順で判断します。 では、前残り馬場がレース結果にどのような影響を及ぼしたかを2000年のオークスを例に説明しましょう。 オークスと言うレースは本来差し追いこみが決まりやすいレースです。これは過去5年の成績を見ても明らかです。2000年のオークスはどうだったのでしょう? 結果表を見てください。 2000年5月21日(日) オークス G1 東京 芝2400m 馬場状態 稍重
1,2着馬は人気,実力どおりと言って言いでしょう。むしろかなりついた組み合わせです。この結果で注目点は、3,4着に入った16番人気のオリーブクラウンと11番人気のレディミューズです。両馬ともに人気薄でありながら好走。これは前残り馬場とスローペースが味方した結果です。
尚、この「レース・アドバンテージ」は差し馬と先行馬、どちらを軸に考えるかと悩んでいる時に有効です。
|
|||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
■注意 Warning!!
|