File.05 [短縮ショッカーのその威力と有用性 その2] | 勝利の方程式 |
短縮ショッカーのその威力と有用性 その2 |
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考案者:今井雅宏 関連書籍:短縮ショッカー 白夜書房 |
なぎさ:前回はほんのさわりで終わっちゃったけど、今回はいよいよ狙うべき条件の検証ね。
けんすけ:ほとんどの人がそうだと思うが、いくら儲かると分かっていても、やみくもに該当馬を狙おうとは思ってないだろう。やっぱできるだけ連対しそうな馬を狙いたいと思ってるだろ。
赤ペンおやじ:そんなことは小僧に言われなくてもわかっとるわいっ!
けんすけ:でも重要な事だぜ。短縮ショッカーの本を見ると、いろいろオプション条件が書いてあるので、これについても検証してみようと思う。
人気 | 出現数 | 出現率 | 連対率 |
1〜3番人気 | 174 | 27.9% | 64.8% |
4〜5番人気 | 106 | 17.0% | 21.3% |
6〜8番人気 | 134 | 21.5% | 9.3% |
9番人気〜 | 210 | 33.7% | 4.6% |
けんすけ:この表は短縮ショッカーを人気別に分けたものだ。
なぎさ:それは見れば分かるけど…。
赤ペンおやじ:1〜3番人気の連対率は64.8%!? そんな儲からん穴馬券術は要らんぞいっ!
けんすけ:いや、そういう見方をしちゃあ話が進まないんだけど(笑)。
なぎさ:でも、穴馬券術ならもっと人気薄の方が連対率がいいのかと思ったけど…。
けんすけ:1から説明するから聞いてくれ。まず、人気毎の出現するを見ると人気馬から人気薄とほぼ満遍なくしかもほとんど同じような割合になっているとが分かるよな?
これはつまり分析の対象となる母集合にあまり偏りがないことを示す。
なぎさ:あ、そっか。つまり母集合に偏りが出来るとそこから導かれる数値も偏ったものになるって事ね。
けんすけ:その通り。で、人気別の連対率を見てみると1〜3番人気馬の連対率が64.8%。4〜5番人気で21.3%と短縮ショッカー全体の連対率を上回っている。6〜8番人気の馬は9.3%と若干落ち込むが、10%近い連対率を考えるとまずまずの回収率が期待できるぜ。
なぎさ:ねぇ、そう言えば人気サイドの短縮ショッカーとそうでない馬の連対率を比較してみると、人気サイドのショッカーの方が圧倒的に高いね。
けんすけ:そうそう。このことからも短縮ショッカーは信頼度の高い人気馬を見つけるのにも役立つだろう。他にも人気分布を見ると極端な人気薄よりは8番人気以下の中穴までの方がいいことが伺える。
けんすけ:次はレース施行条件だっ!
なぎさ:レースを実施した距離とトラックの事ね。
けんすけ:まずは芝ダートトラックの違いから…。
トラック | 着度数 | 連対率 | 複勝率 |
芝 | 30-15-13-207 | 17.0% | 21.9% |
ダート | 39-24-30-266 | 17.5% | 25.9% |
なぎさ:連対率を見ると芝もダートも大きな違いが見られないね。
けんすけ:そうだな。連軸としてみたときはトラックによる違いを考える必要はないだろう。このことは著書の中で今井氏も触れている通りだ。
なぎさ:重要なのは距離短縮って事なのね。
けんすけ:だけど複勝率を見てくれ。
なぎさ:ダートの方が若干高いけどそれがどうかしたの?
けんすけ:たった5%だけどダートの連対率が高いだろ。言い方を変えるとダートの方が4回に1回は連に絡むということさ。4回に1回と5回に1回では回収率に差が出てくるからな。ワイド馬券として考えたらこれは結構重要なことなんじゃないか?
なぎさ:ワイドか。なるほどね。
赤ペンおやじ:ふん。あんな配当の安い馬券は興味ないぞいっ!
けんすけ:2002年から3連複が始まるから、これはこれで重要なファクターだと思うぞ。
施行距離 | 着度数 | 連対率 | 複勝率 | 連対馬の平均人気 |
1600m未満 | 35-23-33-303 | 14.7% | 23.1% | 3.2 |
1600〜2200m | 33-15-10-163 | 21.7% | 26.2% | 3.2 |
2200m〜 | 1-1-0-7 | 22.2% | 22.2% | 3.1 |
200m以下の短縮 | 10-11-4-60 | 24.7% | 29.4% | - |