この段階までくれば、あなたがやろうとしているレースについて、かなりの分析が出来ていると思います。個別に分析したデータを集め、取捨のポイントとなる着眼点を見つけるのが最後の仕事です。このプロセスを行わなくても、すでに買い目は出せる状態にありますが、最後に着眼点を見直すことで、本当に必要な馬、いらない馬が整理できます。
1.着眼点とは?
レースの着眼点とは、取捨選択のポイントになりそうな点です。例えば、ハンデ戦の場合トップハンデの馬をどう見るか。3連勝してきた馬がいるが、どうみるか。実力No.1だが、追い込み馬がいた場合はどう見るか?
などなど…。レースの中でも目立っていること、気づいたことを箇条書きで整理することを指します。 それ以外にも展開上気になったことも記述します(逃げ先行馬が多いが、前残り馬場なのでどちらが有利かなど…)。
2.着眼点であがった馬を今回の条件に照らしてみる
能力分布図とレース・アドバンテージより着眼点で引っかかった馬が、連対圏に来れるかを検証します。検証の仕方は検証する着眼点により異なるので、はっきりとは述べられませんが、とりあえず相反する事例の検証方法を挙げます。
例として、レース・アドバンテージにおいて、逃げが多く、差し馬に有利と判断。また、馬場状態から前残りと判断。この場合、どちらを優先すればよいのでしょう?
レースの取捨のポイントは先行有利と見るか、差し有利と見るかです。この様に背反する事例は世の中に数多く存在し、明確な答えはありません。一番良いのは過去の事例を紐解き、その時の結果を参考にすると良いでしょう。上記の事例の場合、買い目を差し馬中心にし、本当に力のある逃げ馬に1点流します。先行馬は一切無視です。
この様な判断は、実際のレースを事例として手本にする以外にありませんが、及ばずながらClub
Yanniesのコンテンツには過去の事例集を蓄えています。参考にしてみてください。