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「新潟競馬場」タイム分析 2001年版

更新 2001年9月27日

■芝コース傾向分析

コース名 内外 逃げ 先行 差し 追込み 逃げ 先行 差し 追込み
芝1000 直線 17 9 7 3 47.2% 25.0% 19.4% 8.3%
芝1200 7 9 8 4 25.0% 32.1% 28.6% 14.3%
芝1400 8 11 15 4 21.1% 28.9% 39.5% 10.5%
芝1600 4 11 16 7 10.5% 28.9% 42.1% 18.4%
芝1800 8 10 13 9 20.0% 25.0% 32.5% 22.5%
芝2000 8 10 10 6 23.5% 29.4% 29.4% 17.6%
芝2200 0 5 2 1 0.0% 62.5% 25.0% 12.5%
芝全般 - 52 65 71 34 23.4% 29.3% 32.0% 15.3%

【芝コース全般】
芝コースは650mもの長さを持つ外回りコースと、450mの長さの内回りコースがあります。内回りコースは従来の新潟競馬場と同じ認識でも構わないと思いますが、外回りコースは日本一の直線と言うこともあり、まったく別の競馬場と捕らえた方がいいでしょう。

【芝1000m】
日本初の直線だけのコースということもあり、何かと話題を集めたコースですが、大味でつまらないレースが多いのも特徴です。もともと短距離1000m戦は行った行ったで決まることが多い上、横いっぱいに広がって走ってくる様を正面から見ていると、各馬の位置関係が非常につかみづらいですね。
傾向自体も逃げ先行が大半を占め、連対馬の47%が逃げ馬という特徴的なコースでもあります。スピード能力と、先行能力の優れた馬が優勢です。いわゆる展開のあやはほとんどありませんが、たまにわざわざ密集して進路が狭くなるケースもあります。

【芝1200・1400m】
内回りコースの短距離線であり、基本的には逃げ先行馬を中心とした前残りと考えていいでしょう。一番高い連対占有率が1200mと1400mで異なりますが、サンプル数が少ないため逆転の可能性もあります。一番連対占有率が低い脚質は追い込みであり、展開予想をする際には前残りを前提として、ペースや能力などを考慮するといいでしょう。

【芝1600・1800m】
外回りコースを使用する1600mと1800mは非常に近い傾向がでています。差し馬が最も有利であり、逃げが一番厳しいという特徴です。追い込みは差しに比べると顕著な特徴はありませんが、直線が長い分よく届きます。
新潟外回りコースの特徴が良く出たレイアウトと言えるでしょう。

【芝2000m】
恐らく新潟のコースの中でも、脚質的な特徴が最もつかみづらいコースだといえるでしょう。数字の上では追い込みが最も不利に出ていますが、どんなコースでも追い込みの連対率が悪いのは周知の事実ですから、特に意識する必要はありません。
芝2000mを難解なものにしている理由は、どの脚質も満遍なく連対していることであり、このことはコースレイアウトが位置取りに与える影響が最も少ないことの現われです。故に、脚質による有利不利よりも、展開面での有利不利を考えた方がいいでしょう。

【芝2200m】
内回りコースの芝2200mは、組まれているレース数も少なくデータの信憑性もいまひとつなので、あくまでも参考程度にとどめてください。

目を引くのが先行馬の連対占有率の高さです。内回り独特の有利不利もありますが、一番の原因はスローペースのレースが多く、先行馬が楽をしているせいでしょう。同じく有利なはずの逃げ馬の連対が0と言うのも気になります。思うに、ゆったりした流れで前が止まらず、好位で脚を溜めてた差し馬に差し込まれるため、逃げ馬が連に絡めないのだと思います。追い込みが利かない理由も同様に、前を行く馬の余力が十分に残っているためでしょう。

■ダートコース傾向分析

コース名 内外 逃げ 先行 差し 追込み 逃げ 先行 差し 追込み
ダ1200 - 17 31 16 8 23.6% 43.1% 22.2% 11.1%
ダ1700 - 6 7 2 1 37.5% 43.8% 12.5% 6.3%
ダ1800 - 9 19 24 4 16.1% 33.9% 42.9% 7.1%
ダート全般 - 32 57 42 13 22.2% 39.6% 29.2% 9.0%

ダートコース全般】
ダートには内回り、外回りが存在しないため、一様に有利不利を考えることができます。ダート全般の傾向を見ると、他場のダートコース同様、基本的に先行馬有利です。これは揺るぎのない事実ですが、次に有利な脚質が逃げでないのが新潟ダートコースの特徴です。これは施行距離により、性質が違うためでしょう。

【ダート1200・1700m】
逃げ先行馬が圧倒的に強いコースです。これは表を見れば分かることですね。不思議なのは短距離ダート戦だけでなく、中距離のダート1700mも同じ傾向を示している点です。距離的に近い1800mと同様の傾向を示すものだと思っていましたが、そう単純ではないようです。
カテゴリー分けするなら1200・1700mを前残りとして考えた方が、馬券に結びつきやすいですね。

【ダート1800m】
今回新設されたコースです。レース数からも、ダート1700mの替わりに、中距離ダートコースとして位置づけられていますが、傾向はまったく逆です。
追い込みが利きづらいのは共通していますが、差しの利きやすいコースになっています。甲乙つけ難い馬がいた場合、差し馬を1枚上に見ましょう。

最後は暫定版基準タイムをご覧ください

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