なすの馬券術
結果分析のチェックリスト

【馬場に関するチェックリスト】

Ping当日の馬場発表は(良・稍重・重・不良)である
Pingレース開催当日の天候は(晴れ/曇り・小雨・雨・豪雨)である
Pingレース直前に急激な天候の変化はあったか?
Pingレース当日の馬場状態は(先行有利・差し有利)であった
Ping目で見て馬場があれている。荒れている場合はコースのどこが有利か(最内・大外・中間)

【成績に関するチェックリスト】

Pingレースのペースは(超ハイペース・ハイペース・普通・ややスローペース・スローペース)
Ping上位5頭の脚質は逃げ先行馬と差し追いこみ馬どちらが多く占めているか?
Ping人気薄の先行馬が上位4着以内に粘っている→先行有利
Ping人気薄の追いこみ馬が上位4着以内に入っている→差し追込有利
Pingラップタイムのラスト3F/4Fは同じようなラップが続いているか→持続力型の馬場
Pingラップタイムのラスト3F/4Fの中で、1F(2F)だけ突然速い時計が混ざっている→瞬発力型の馬場
Ping成績上位馬上がり3Fのタイムが速かった

【展開に関するチェックリスト】

Ping逃げ馬が1頭しかおらず、単騎で楽に逃げられた→逃げ先行馬は楽
Ping逃げ先行馬がコーナーに殺到し、隊列が決まるまでに時間が掛かった→逃げ・先行馬にきつい展開
Ping馬群がばらけず終始固まったままで、直線だけの勝負になった→差し追いこみ馬に楽な流れ
Pingマクリをやった馬がいる(※)
Ping直線馬場の悪いところを避けて、ほとんどの馬が外に持ち出した
Pingほとんどの馬が外に持ち出したが、最内をコースロスなく回った馬がいる(※)
Ping4角〜直線立ちあがりにおいて、馬が密集して身動きが出来なかったラインがある(※)
Ping道中掛かった馬がいる (※)
Ping何らかの不利を受けた馬がいる (※)

【その他チェックリスト】

Ping実績上位馬(G1馬など)が負けた
Ping指数上位馬が負けた(スピード指数、補正タイムなど) (※)
Ping他馬と明らかに違う伸び足を見せた馬がいた(※)
Ping違う伸び足を見せた馬の通過順位、位置取りは? (※)
Ping軽ハンデ馬の活躍が目立った(ハンデ戦限定)
Ping2着以下はどんぐりだった

※マークは連対馬とあなたが狙った馬=分析対象馬だけで構いません


■実例:2000年9月24日 「神戸新聞杯」

失笑馬券劇場に掲載したレースの着眼点
  • フサイチソニックが単騎で逃げられそう。フサイチソニックが逃げなくても、スローでレースは流れる。
  • 出走馬12頭のうち8頭が休み明け。
  • 人気はダービー馬アグネスフライトと、皐月賞馬エアシャカールに集まっている。
  • 夏の上がり馬と休養明けの実績馬をどう扱うかがポイント。
  • 阪神芝2000mは最後まで同じようなラップが続く持続型。
  • この日の芝は差しが決まりやすい馬場状態。

 このレースは菊花賞トライアルです。この時期の重賞のほとんどは秋のG1シリーズへの布石となる為、秋初戦の休養明けの実績馬と夏の上がり馬との比較になります。このレースはそれが特に色濃く出ていたと思います。人気の中心は上記にもあるエアシャカールとアグネスフライトです。
 失笑馬券劇場に掲載する着眼点は、その後に続く各馬の分析への布石の意味合いもあるのですが、読者の皆さんにもレースを考えていただこうとの意図もある為、あえて結果に関する着眼点は挙げておりません。結果に関する着眼点を加えると次の様になります。

実際のレース結果に基づくレースの着眼点
  • アグネスフライトとエアシャカールの力差はほとんどない。ただし、エアシャカールに関しては直線寄れていた気性が気になる。
  • エアシャカールはパドックや馬場に入ってきたときもかなりうるさいところを見せていた。精神的な成長は疑問。
  • フサイチソニックは単騎逃げできず、2番手での競馬。マイネルビンテージが逃げるとは…。ビンテージは追いこみ馬のためにペースはスロー。
  • この日は差しが良く決まっていた。
  • 展開的にはスローペースの為、馬群が非常に詰まっていた。こうなると直線でよーいドンになるので、決め手のない馬には辛いか。
  • 休み明けが数多く出走しているが、実際に通用する馬は少ない。4着のトウカイオーザまでは直前予想通り。
  • 阪神の芝2000mは持続力を要するコース。今回のラップを見てもラスト4Fがほとんど同じ時計だったので、持続力型。
  • 直線の立ちあがりで休み明けの馬は一様に伸びを欠いていた。
  • この夏1番の上がり馬であるフサイチソニックが、休み明けのG1馬2頭を完封したのは別に不思議なことじゃない。指数も足りていたし、3連勝が能力の証明をしている。
  • ダービーの時は、アグネスフライトがエアシャカールの動きを伺っていたが、今回は逆。エアシャカールの動きに合わせてアグネスフライトが動き出した。この時点でも直線の上がり勝負になったのはうなずける。

  どうですか? 失笑馬券劇場に書いた内容とずいぶんと違うでしょ? 最もここでの分析はほとんどそのまま、各馬の分析に受け継がれ、失笑馬券劇場の原稿につながっているわけです。 このことからも、レースの成績を分析するのがいかに重要なことかお分かりだと思います。

■注意 Warning!!

  • ナスの馬券術に書かれている馬券術を利用し、馬券をはずし経済的、精神的損害を被っても当方には一切責任はありません。馬券は個人の責任において、購入してください。
  • ナスの馬券術は復習(失笑馬券劇場)と合わせるとより効果的です。
  • この馬券術はまだまだ開発中のため、予告なくここの内容を書きかえることがあります

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